黒鉛グラファイト素材のガラス状カーボンの特性
ガラス状カーボンの特性
樹脂などを長時間掛けて炭化させることで得られる材料になります。
破断面がガラスのように見えることから「ガラス状カーボン」という名前が付けられた素材です。
ガラス状カーボンのとは
ガラスとセラミックの性質を持つカーボン材料で、極めて高い化学抵抗性と、気体や液体の不浸透性等をもつ材料です。
パーティクルの発生がなく、熱膨張が小さく、熱衝撃にも強い材料です。
グラッシーカーボンは生体に与える影響が低く、人工心臓の弁などにも使われています。
黒鉛(グラファイト)の材料の一部素材も、生体認証や食品衛生法の基準を取られている素材があり、食品工場の生産設備など、色んな所で使われています。

ガラス状カーボンの主な使用用途
- 人工心臓弁
- 分析機器用のカーボン電極
- 半導体製造装置用部材
- カーボンコート用、炭素膜形成用のターゲット材
- エレクトロニクス分野のヒーターやサセプター
- ガラス、金属などの溶融冶具