隠れた黒鉛製品」のページでは、余り目にする事がない黒鉛グラファイト製品の紹介を致しました。 カーボンは日々、新しい技術が開発されています。
開発されたばかりの技術や、開発された素材の応用方法などを紹介いたします。

Qカーボン(Q-carbon)

ノースカロライナ州立大学で物質科学を研究するチームが、Qカーボンを開発された事を、 2015年に応用物理学専門誌「ジャーナル・オブ・アプライド・フィジクス」で紹介されました。
アモルファスの炭素原子からなる材料で、ダイヤモンドより軽く、少量の光でも反射率が高く、磁性がある事も確認されています。
工業用の刃物や、電子ディスプレイ、レーザー治療器への応用が期待されています。

Qカーボン
(Q-carbon)

宇宙エレベーター(Space elevator)

宇宙までエレベーターで移動をしようと思うと、従来の金属製のワイヤーの180倍以上の強度が必要と言われていました。 併せて、宇宙空間まで到着する距離約10万kmもの長いワイヤーをいかに細くし、強度を保てるかが問題になっていました。 今、可能性がある材料で注目をされているのが「カーボンナノチューブ」です。
数年前までは、3mmのカーボンナノチューブまで作れた!という先端技術の記録が、今では1cmのナノチューブが作られるようになりました。 2050年を目途に開発を進められている、宇宙エレベータ。 強度を持つワイヤーが開発されるだけでも、色んな生活環境に変化が訪れると思います。

宇宙エレベーター
(Space elevator)