京都市南区のキッズスクール「未来共育学園」こどもキャリア塾に通う、畠中栄太郎くんのプレゼンを受けてきました。

2020年4月11日

京都市南区のキッズスクール「未来共育学園」こどもキャリア塾に通う、畠中栄太郎くんのプレゼンを受けてきました。

いつもなら、ブログは予告。
Facebookは、結果報告。という予定でサイトを利用する計画でしたが、
今回は、結果報告をブログでさせて頂くことにしました。

(お断り)
昔から、障害を持っている方と接することがありました。
障害という言葉を使う事は、余り良しと思っていませんでしたが、
多くの方が理解しやすいように、あえて、障害(者)と、健常(者)として言葉を使い、説明をさせて頂きますことをお許しください。

こどもキャリア塾に通う、畠中栄太郎くんは

身長は中学生で180cm近くあり、明るく元気な青年という感じ。
自己紹介で、障害を持っていますと言われるまで、健常者の男の子だと思っていました。
栄太郎くんはディスレクシアという、文字の読み書きが出来ない、限定した障害を持つ14歳(中学生)の男の子でした。

小学生の頃は、栄太郎くんにそういった障害がある事を、学校の先生が理解できず、先生からきつく当たられる事もあったそうです。
学校で友達と会うのは好き、でも勉強は苦手。
先生は病気が理解できない。きつく当たられる学校は面白くない。
でも友達は好き。勉強は出来ないけど学ぶのは好き。
栄太郎くんの親御さんが、学校や先生に対して理解が得られないので、栄太郎君に「学校に行かなくてもいいよ」という程だったそうです。
似た経験は成田の周りでもあったので、状況が手に取るようにわかります。

しかし、「未来共育学園」こどもキャリア塾に通い、塾長の上坊 由美子先生や、キャリア塾の友達や、園を通じて色んな企業の方と知り合うことで、自分の夢自分の目標・そして、自分に自信が持てた事を、今回セミナーでプレゼンしてくれました。

こどもキャリア塾に通う、畠中栄太郎くんのプレゼン

きらら創業実践塾の事

今回、畠中栄太郎くんがセミナーを開催してくれた場所は、
枚方市立地域活性化支援センターや、北大阪商工会が行っている起業塾「きらら創業実践塾」の教室です。今は12期生が通っています。その場所で、栄太郎くんが特別講師としてプレゼンをしてくださいました。

創業実践塾で学ぶのは、起業準備・経営的なところもありますが、
一番塾で伝えたいのは「これではないか」と思ったことがあります。
それは、

  • 情熱があるか(パッション)
  • 見通し、展望があるか(ビジョン)
  • 使命感があり目標が明確にあるか(ミッション)

この3つだと思いました。
きらら創業実践塾では、塾の途中で2度「ドリームボード」という物を作ります。きらら創業実践塾の塾長の先生は「一般財団法人 日本ドリームボード財団」を設立されています。財団の目標は「日本の教育にドリームボードを取り入れる」という目標があります。

ドリームボードの詳しい説明は割愛致しますが、上記の3つがはっきりしているかどうかを、起業塾の間に整理が出来るかどうか。
「整理が出来ていれば、起業のスタート位置に立てている」
それを知る・見直す事が出来る授業が「創造実践塾であり、ドリームボードを作る事」だと思いました。

そして、「ドリームボードを学校教育で小さい頃に作る」事は、
自分のしたい事、未来の自分の姿・目標を見つけることが、教育に繋がる
と思うようになりました。

畠中栄太郎くんのプレゼン

栄太郎くんは、既に目標がしっかりとしていました。
14歳の男の子が、大人を目の前に動じず、大きな声で自分の夢と目標をプレゼンしてくれました。その度胸も凄いですが、その行動に現れる、夢と目標を語らずにはいられないという印象でした。

先ず語ってくれたのは、
今まで、栄太郎くんが会われた、会社の社長3人。
革靴をはいた猫」京都御池通の靴磨き・靴修理の魚見航大さん
空間芸術家」生け花で有名な、川崎由貴さん
株式会社宮田運輸」宮田 博文さん
3名ともメディア出演もされていて、自分もお名前を伺ったことがある社長です。それぞれ会社に栄太郎くんが訪問し、企業の社長の苦労話や仕事の情熱を聞いたり、会社の取り組みを見学していく中で、栄太郎くんが得た、大事な言葉3つを教えてくれました。それは、

  • 自分の弱みを強みに変える事
  • 大変なのは、大変ありがたいと思うプラス思考
  • 障害を武器にして、頑張る事

続いて、栄太郎くんが思い描いている、夢や目標を語ってくれました。

それだけではありません。
読み書きが出来ないと言われていたのに、パワーポイントを使って、自分で作った資料を基に、数字(表)を使った目に分かる資料を制作。
訪問先の見学の様子などの写真をまとめて、しっかりとしたプレゼン資料を作られています。
社会人としても通用する、とても立派なプレゼンでした。

こどもキャリア塾に通う、畠中栄太郎くんのプレゼンを受けてみて

「きらら創業実践塾」では、プレゼンの手法も学びます。
栄太郎くんのプレゼン力は、凄いです。
自分たちが学んだ手法が、全て取り込まれています。
聞く人を、引き付ける話力・迫力・説得力がありました。

それだけでなく「夢」と「情熱」が凄い。
栄太郎くんの夢は、過去に成田も夢に描いていたことと同じでした。
自分の場合は、その夢に向かって進もうと思い、24歳の時勤めていた会社を辞めたました。その時思い描いていたことと、同じ事を栄太郎くんは考えていました。思いが同じだと、自分の中では仲間同然です。
24歳当時の自分は、会社を辞めた直後に父親が倒れ、学校や準備に時間を使える状態でななくなり、夢をあきらめ、働くことを選びました。しかし、今でも、今のポジションだからこそ、他の方法で実現できると思っていた夢があります。
その夢を、色んな人の協力を得ながら実行してくれそうな栄太郎くん。
プレゼンをする事で人を巻き込む。話をする事で協力者が増える。目標に向かって進めるという事を、実感させてくれるセミナーでした。

関西カーボン加工(会社)や年配の自分たちが、畠中栄太郎くんや、夢がある子供たちに出来ること

成田も、もう45歳になろうとしています。
一般的に、会社勤めや働く年齢でいえば、折り返しに入っていると思ってます。となれば、後輩や社会に何が残せたか、この後、何が残せるかを考えます。

畠中栄太郎くん、今、14歳の中学生。
今年の4月に、会社設立をするそうです。
凄いです。
周りの大人のバックアップも勿論あるでしょうが、その熱意と思いを実現させる為に、色んな人の人脈と知恵が、熱意に共感したからだと思います。

自分たち親世代が、子供立ちの夢を壊してしまいがちなな行動、発言

  • そんな夢、あかん
  • そんな夢、無理
  • そんな夢、食べていけない

本来であれば、

  • 今している行動は、夢の実現に役立つか?
  • 夢を実現させるためには、何をしなければならないか?
  • その夢は人の役に立つのか?(役に立てば収入は入る)

を、本人に考えさせる事が教育であり、
周りの人が、それをバックアップしてあげる事だと思います。
中々、考えだけで、思うように出来ないことも多いですが・・・。
それを見守り、応援し、協力していく。それが世代の上のあるべき姿、行動だと思っています。

家族も、社員も、育てるという点では同じです。
若い世代が思い描いている夢を、無碍に潰すのではなく、実現させるために今何が必要か、何が出来るか、何をしていくべきかを、考える人(経営者)であり、実行に移す人(経営者)であるべきだと思っています。

今回の畠中栄太郎くんのセミナーに、
お声を掛けてくださった先生や、事務局、関係者の皆様、
また、プレゼンをして下さった畠中栄太郎くん。
初心に戻れた感じです。
セミナーを聴かせて頂きまして、ありがとうございました。