小規模事業者持続化補助金で3Dスキャナーを購入し、講習会を行いました!
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小規模事業者持続化補助金で3Dスキャナーを購入し、講習会を行いました!
先日ご紹介をしておりました「2020年度の、小規模事業持続化補助金および、コロナ助成金。最終の第5回受付分(2020年12月10日(木)締切)で応募を行い、この度、助成金の採択を頂く事が出来ました!」
5月7日に正式な助成金の採択書類が届きました。
今回の申請「非対面型ビジネスモデルへの転換」で採択を頂きました、3Dスキャナーを購入いたしました。
購入動機においては、前回のブログで紹介をさせて頂きました通りです。製品の到着後、3D加工プログラムの次世代のソリューションを開発されている大学の先生のご指導の下、講習会を行いました。
3Dスキャナーの講習会
当初5月末に講習会を予定しておりましたが、コロナの影響もあり、
6月25日(金)9:00~
に講習会を延長することになりました。
遠方より先生にお越しいただき、3Dスキャナーを開梱し、設定を行うところから始めました。今回、スキャナーで読み込むテスト加工品も準備いたしました。
3Dスキャナーにも、初期の設定がございます。
スキャナーに使うプログラムは、3Dスキャナーメーカーが準備されているソフトを使います。スキャンした画像データから、図面化し寸法を記載するには、別のプログラムにて、データを変換する必要があります。
このデータ変換ソフトを、協力いただいております「大学の先生」が開発された、CAD・CAMソフトを利用します。3Dスキャナーから、図面データにするには、一般的に、そのプログラムのみで数十万円が必要です。
そこでです。
弊社、関西カーボン加工では、様々な分野で活躍をされている大学の先生が必要とされております、カーボン冶具を制作させて頂いております。
開発案件を多く手掛けている中で、機械加工を行うために必要なCAD・CAMのシステム開発をされている大学の先生へ、人脈が繋がりました。
先生へ、弊社の加工の技術協力をさせて頂くことで、特別に利用をさせて頂いているプログラムより、データ変換を行います。
変換プログラムをパソコンへインストール完了後、
3Dスキャナー及び、ソフトの使い方を、先生に講習をして頂きました。
3Dスキャナーを使って、実際にテスト加工を行いました
今回テスト加工をさせて頂いたのは、こちらの金属部品。
前回のブログでも紹介していたアイテムです。
3Dスキャナーで製品を読み込み、画像データへ読み込みします。
データは、先生のソフトで、プログラムデータへ変換。
変換データを三次元加工機へ転送をして、加工を行ってみます。
実際に作ってみた製品がこちらです。
不要な部分を切断して、製品を比較。
遠近法で製品の大きさが違って見えますが、全くうり二つの製品です。
この成果により、お客様より頂きます製品に、図面が添付されていなくても、現物があれば同等品が作れることが検証できました。
小規模事業者持続化補助金で3Dスキャナーの購入にあたり
3Dスキャナーの代理店様や、装置メーカーの代理店様、先生のご協力の基、新しい成果を残すことが出来ました。ありがとうございます。
また、先日も訪問をさせて頂きました、大阪府商工会連合会の皆様や、大阪府よろず支援拠点の皆様、大阪市経済戦略局産業振興部企業支援課企業支援の皆様、摂津市商工会の皆様、補助金のご採択、ありがとうございました。
3Dスキャナーでデータを読み込んでの加工は、全く初めての経験。おそらく同業他社でも、まだされたことがない加工だと思います。弊社では、日々、加工の技術をアップすべく、日ごろから情報収取を行うとともに「まずはやってみる」を実践している会社です。
今回3Dスキャナーのデータから加工を行うことで、新しい発見をしつつ、問題点も見つかりました。
ご協力を頂いております大学の先生も、今後の検証を進めるうえで、さらなる協力関係を築いていきたいと、とても嬉しいお言葉を頂き、次世代の加工機に導入されるかもしれない、新しいプログラムの検証を、弊社でお手伝いさせて頂けることになりました。
これからも皆さまからの応援や、気付きを教えて頂くことで、更に加工技術のアップを図っていきたいと思います。
今後も宜しくお願いいたします。
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